システム障害とD/A変換

情報学教育研究会 Webコラム 代表blog 情報学教育研究会 代表 横山成彦 コラム

みなさん,こんにちは。

10月はデジタル化に向けた機運を高めるための取り組みをおこなう「デジタル月間」と定められています。その最中,ざっと覚えているだけ列挙すると,全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)をはじめ,ゆうちょ銀行のインターネットバンキング,阪神高速道路の管理システム,ケンタッキーフライドチキンの電子決済システムなど,さまざまな分野においてシステム障害や不具合が発生しました。

私自身,全銀ネットの送金障害に巻き込まれたひとりでもあります。2023年10月9日の深夜に振込処理をし,翌10日の朝には着金するものと思っていたところ,正午ごろになっても着金せず,おかしいなと思っていたところ,ちょうどその頃のテレビニュースで事態を把握したといったところでした。

こうした社会基盤が突然使えなくなるというのは,われわれの生活に混乱を来すという点においても大きな問題です。

話が逸れますが,この夏,人生ではじめて信号機の故障を目の当たりにしました。当たり前に動いていて当然と思っているものも故障してしまうんだと感じたことがありました。この信号はその後即座に警察官が手信号に切り替え対応をしたために,大きな混乱は起こりませんでした。

このように,こうした事態が発生した場合はこのような対応策を講じることができるといった手はずが整っていれば大きな混乱は避けられるのでしょう。信号機自体,シンプルな挙動ですから,人の手で代用もしやすいところです。

しかし,「例外」や「想定外」はつきものです。

ここ最近,こうしたシステム障害をよく見聞きする気がします。システム障害に関する報道が増えたのか,はたまた大きな障害が増えたのか,判然としませんが,いずれにしてもエンドユーザ側にも提供側にも万が一のときのバックアップが必要と感じます。

このとき,案外,D/A変換してしまうと,乗り越えられることが多いかもしれません。ただし,相当なマンパワーが必要になってしまうように思います。

こうして考えると,我々はありとあらゆる場面でデジタルの恩恵にあずかっているところですが,上手にデジタルと付き合っていくためには,「万が一のとき」をしっかり考えておくことが重要と感じました。